「レザージャケットを着てみたいけれど、骨格ナチュラルの自分に似合うのかわからない」
そんな不安を抱えていませんか。
実は骨格ナチュラルは、選び方さえ間違えなければレザージャケットが驚くほど似合うタイプです。
ただし、やみくもに選ぶと「ラフすぎて雑に見える」「ゴツく見える」といった失敗も起こりやすいのが事実。
この記事では、骨格ナチュラルの方がレザージャケット選びで失敗しないための具体的なポイントと、よくある3つの悩みへの解決策を詳しく解説します。
似合うデザインの特徴から、NGポイント、シーン別の着こなし術まで、この記事を読めばレザージャケット選びに自信が持てるようになるでしょう。
骨格ナチュラルのレザージャケット選び｜似合うデザインと着こなし術
公開日 2025-08-21
更新日 2025-11-01
今回紹介するアイテム一覧
骨格ナチュラルとは？体型の特徴を知ろう
骨格ナチュラルの基本的な体型特徴
骨格ナチュラルは、骨や関節がしっかりと目立つフレーム感のある体型です。
肩幅がしっかりしており、鎖骨や膝の関節などが目立ちやすい傾向があります。
筋肉や脂肪のつき方は控えめで、全体的にスタイリッシュな印象を持つのが特徴です。
また、体の厚みは比較的薄く、直線的なラインを持っています。
肌質はドライでマットな質感の方が多く、柔らかさよりもハリのある質感が似合うタイプです。
骨格ナチュラルが似合う服の共通点
骨格ナチュラルに似合う服には明確な共通点があります。
まず、オーバーサイズやゆったりしたシルエットが得意です。
体のフレーム感を包み込むような、ラフで抜け感のあるデザインがよく似合います。
素材は天然素材やカジュアルな風合いのものが相性抜群です。
リネン、コットン、デニムなど、ナチュラルな質感の生地が体型と調和しやすいでしょう。
また、メンズライクでハンサムなデザインも得意分野。
中性的な雰囲気を活かしたスタイリングが、骨格ナチュラルの魅力を最大限に引き出します。
【簡単チェック】あなたは骨格ナチュラル？セルフ診断
自分が骨格ナチュラルかどうか、簡単にチェックしてみましょう。
以下の項目に3つ以上当てはまる場合、骨格ナチュラルの可能性が高いです。
- 鎖骨や肩の骨がはっきりと見える
- 手首や足首の関節が目立つ
- 肩幅がしっかりしている
- 体に厚みがあまりない
- 膝の骨が目立つ
- オーバーサイズの服を着てもだらしなく見えない
- タイトな服を着ると骨っぽさが目立つ
これらに多く該当する方は、骨格ナチュラルの特徴を持っていると考えられます。
骨格ナチュラルにレザージャケットは似合う？似合わない？
結論：選び方次第で驚くほど似合う
結論から言うと、骨格ナチュラルにレザージャケットは非常に似合います。
なぜなら、レザージャケットが持つハンサムでメンズライクな雰囲気は、骨格ナチュラルの直線的な体型と相性が良いからです。
特にマット素材のレザーや、ラフな風合いのあるデザインを選べば、骨格ナチュラルの魅力を存分に引き出せます。
ただし、選び方を間違えると「なんだか似合わない」と感じることも。
次の項目で、失敗する理由を見ていきましょう。
骨格ナチュラルがレザージャケットで失敗する理由
骨格ナチュラルがレザージャケット選びで失敗する理由は、主に3つあります。
1つ目は、ツヤツヤの光沢素材を選んでしまうこと。
サテンのような光沢感が強いレザーは、骨格ナチュラルのドライな肌質と調和しません。
2つ目は、ショート丈を選んでしまうこと。
骨格ナチュラルは縦のラインを意識することが大切なのに、ショート丈は重心を上げてバランスを崩してしまいます。
3つ目は、極端にぴったりしたシルエットを選ぶこと。
タイトすぎると骨格の角ばった印象が強調され、ゴツく見えやすくなります。
他の骨格タイプとの違いを比較
骨格タイプによって、似合うレザージャケットは大きく異なります。
骨格ストレートは、ベーシックなライダースジャケットや、かっちりとしたデザインが得意です。
リッチな質感の本革が似合い、コンパクトなシルエットでメリハリを出すのがポイントになります。
骨格ウェーブは、柔らかい素材のレザーやノーカラーデザインが似合います。
短めの丈で重心を上げ、装飾の多いデザインで華やかさをプラスするのが正解です。
一方、骨格ナチュラルは、ラフな質感とゆとりあるシルエットが鍵。
ロング丈やミドル丈で縦ラインを強調し、カジュアルな雰囲気を活かすのが似合わせのコツです。
骨格ナチュラルのレザージャケット【3つのよくある悩み】
悩み①：ラフすぎて雑に見えてしまう
骨格ナチュラルの最大の悩みが「ラフすぎて雑に見える」こと。
カジュアルなアイテムが似合う反面、きちんと感を出すのが難しいと感じる方は多いでしょう。
特にレザージャケットは、選び方次第でだらしない印象になってしまうことがあります。
この悩みは、素材の質感と色選びで解決できます。
詳しい解決策は後ほど解説しますが、マットな質感と落ち着いた色を選ぶことがポイントです。
悩み②：フェミニンに寄せづらい
「女性らしいコーディネートを楽しみたいのに、いつもカジュアルになってしまう」
こんな悩みを持つ骨格ナチュラルの方は少なくありません。
メンズライクが似合う体型だからこそ、フェミニンなスタイルに挑戦するのが難しく感じられます。
レザージャケットも、ハード過ぎて女性らしさが出ないと感じることも。
しかし、色選びと合わせるアイテム次第で、フェミニンな雰囲気は十分に作れます。
悩み③：ゴツく見えやすい
骨格や関節が目立つ骨格ナチュラルは、ゴツく見えやすいのが悩みです。
特にレザージャケットのようなしっかりした素材のアイテムは、体の骨ばった印象を強調してしまうことがあります。
肩幅がさらに強調されたり、全体的にごつい印象になったり。
この悩みの解決には、丈感とシルエット選びが重要になります。
適度なゆとりと、すっきり見える丈を選ぶことで、ゴツさを軽減できるでしょう。
骨格ナチュラルに似合うレザージャケットの選び方【5つのポイント】
ポイント①：マットな質感のレザーできれいめに見せる
骨格ナチュラルには、マットな質感のレザーが断然似合います。
ツヤ感の強い素材は肌質と調和しないため、落ち着いた風合いのものを選びましょう。
表面に自然な凹凸やシワがあるタイプは、カジュアルすぎず品よく着こなせます。
マット素材を選ぶことで、雑に見えずきれいめな印象を作れるのです。
また、少しエイジング加工が施されたものや、セミマット仕上げのレザーも相性が良いでしょう。
ポイント②：ロング丈・ミドル丈でスタイリッシュに
丈感は、骨格ナチュラルのレザージャケット選びで最も重要なポイントです。
お尻が隠れるロング丈や、腰骨より下にくるミドル丈を選ぶことで、縦のラインが強調されてスタイリッシュに見えます。
ショート丈は重心が上がってバランスが悪くなるため、避けたほうが無難です。
ロング丈は骨格ナチュラルの直線的なラインを活かし、すらりとした印象を作ってくれます。
ミドル丈は日常使いしやすく、程よいカジュアル感が魅力です。
ポイント③：ニュアンスカラーで柔らかさをプラス
黒やこげ茶といった定番色も良いですが、ニュアンスカラーを選ぶことで柔らかさが出ます。
ベージュ、グレージュ、カーキ、ブラウンなど、落ち着いたトーンの色は骨格ナチュラルに非常に似合います。
これらの色は、フェミニンな印象も作りやすくなるでしょう。
特にベージュ系は女性らしさを引き出しながら、カジュアルさも保てる万能色です。
真っ黒を選ぶ場合も、マット素材を選べば重くなりすぎません。
ポイント④：適度にゆとりあるシルエットを選ぶ
極端なオーバーサイズは避け、適度にゆとりのあるシルエットを選びましょう。
骨格ナチュラルはゆったりした服が似合いますが、大きすぎると着られている感が出てしまいます。
肩の位置が自然に落ち、袖周りに少し余裕があるくらいが理想的です。
体から少し離れたシルエットで、骨格の角ばりをカバーしながらすっきり見せられます。
試着の際は、肩のラインと袖丈を特に注意して確認しましょう。
ポイント⑤：シンプルデザインで骨格を生かす
装飾が多すぎるデザインは避け、シンプルなものを選ぶのがコツです。
骨格ナチュラルは体そのもののフレーム感が個性なので、あえてシンプルなデザインを選ぶことで洗練された印象になります。
ただし、シンプルすぎて寂しくならないよう、ベルトやポケットなど最低限のディテールはあると良いでしょう。
直線的なラインを活かした、ミニマルで上品なデザインが理想的です。
【悩み別】骨格ナチュラルのレザージャケット解決策
【悩み①解決】雑に見えない！きれいめ要素の取り入れ方
ラフすぎて雑に見える悩みは、きれいめ要素を加えることで解決します。
まず、マットな質感のレザーを選ぶことで品が出ます。
ツヤ感がないからこそ、落ち着いた大人の雰囲気を演出できるのです。
次に、色選びも重要。
真っ黒やダークブラウンなど、シックな色味を選ぶことで雑さが消えます。
明るすぎる色や、くすみすぎた色は避けましょう。
最後に、合わせるアイテムできれいめに寄せることも効果的です。
デニムではなくスラックスを合わせたり、スニーカーではなくパンプスを選んだり。
小物使いで印象は大きく変わります。
【悩み②解決】フェミニンに寄せる色選びと合わせ方
フェミニンに寄せづらい悩みは、色とコーディネートで解消できます。
ベージュやキャメルなど、柔らかい印象のカラーを選ぶことが第一歩。
これらの色は女性らしさを引き出しながら、骨格ナチュラルの良さも活かせます。
また、ロングスカートやワンピースと合わせることで、一気にフェミニンな雰囲気に。
ハードなレザージャケットが、かえって女性らしいアイテムを引き立てる役割を果たします。
小物も大切です。
華奢なアクセサリーや、柔らかい素材のバッグを合わせることで、全体の印象が女性らしくなるでしょう。
【悩み③解決】ゴツ見えしない丈感とシルエットの選び方
ゴツく見える悩みは、丈感とシルエットの工夫で解決します。
極端なオーバーサイズではなく、適度にゆとりのあるミドル丈を選びましょう。
ロング丈も良いですが、身長とのバランスを考慮することが大切です。
シルエットはシンプルで直線的なものがベスト。
装飾が多いと、骨格の存在感とぶつかってゴツさが増してしまいます。
すっきりとしたデザインで、骨格を活かしながらもスマートに見せられます。
肩のラインがドロップショルダーになっているものを選ぶと、肩幅の強調を避けられるでしょう。
骨格ナチュラルに似合うレザージャケットのデザイン別解説
テーラードタイプのレザージャケット
テーラードタイプは、骨格ナチュラルに非常に似合うデザインです。
きちんと感がありながらカジュアルさも保てる、バランスの良いアイテムと言えます。
特にオーバーサイズ気味のテーラードジャケットは、骨格ナチュラルの得意分野です。
レザー素材のテーラードジャケットは、スラックスと合わせてきれいめに着たり、デニムと合わせてカジュアルダウンしたり、幅広く活躍します。
ノーカラータイプのレザージャケット
ノーカラータイプは、首元をすっきり見せてくれる優秀アイテムです。
襟がない分、抜け感が出てこなれた印象に。
骨格ナチュラルの方は首周りに骨や筋が目立つことがあるため、ノーカラーで視線を分散させるのも一つの手です。
シンプルなデザインのノーカラージャケットなら、インナーを選ばず着回しやすいでしょう。
ライダースジャケット（シングル・ダブル）
ライダースジャケットは、選び方次第で骨格ナチュラルにも似合います。
ダブルライダースは装飾が多めですが、オーバーサイズで選べばカジュアルに着こなせます。
シングルライダースは、ミドル丈以上の長さがあるものを選ぶのがポイントです。
ショート丈のぴったりしたライダースは避け、ゆとりのあるシルエットを選びましょう。
ミリタリー風レザージャケット
ミリタリーテイストのレザージャケットは、骨格ナチュラルの魅力を引き出します。
ポケットが多かったり、ベルトがついていたり、適度な装飾がカジュアル感を演出。
ハンサムな雰囲気が似合う骨格ナチュラルには、ぴったりのデザインです。
メンズライクに着こなしたい方には特におすすめできます。
直線的シルエットのレザージャケット
骨格ナチュラルの直線的なラインを活かせるのが、直線的シルエットのジャケットです。
Iラインを強調するストンとしたデザインは、すっきりとした印象を作ってくれます。
無駄な装飾がなく、シンプルで洗練されたデザインが理想的です。
縦のラインを意識した着こなしで、スタイルアップ効果も期待できます。
骨格ナチュラルが避けるべきNGレザージャケット
NG①：ツヤツヤの光沢素材・サテン調
光沢が強いレザーは、骨格ナチュラルには不向きです。
サテンのようなツヤ感は、ドライな肌質と調和せず浮いて見えてしまいます。
また、リッチすぎる質感は骨格ナチュラルのカジュアルな魅力を損なう可能性も。
必ずマットまたはセミマットの質感を選びましょう。
NG②：極端なオーバーサイズ
ゆったりが似合うからといって、大きすぎるサイズは避けるべきです。
肩の位置がずれすぎていたり、袖が長すぎたりすると、着られている感が出てしまいます。
適度なゆとりはスタイリッシュですが、極端なオーバーサイズはだらしなく見えるリスクがあります。
試着して、自分の体に合ったサイズ感を見極めることが大切です。
NG③：ショート丈・クロップド丈
ショート丈のレザージャケットは、骨格ナチュラルには不向きです。
重心が上がってバランスが悪くなり、骨格の角ばった印象が強調されてしまいます。
特にウエストより上の丈は避けましょう。
最低でも腰骨が隠れる長さ、できればお尻が隠れるロング丈がおすすめです。
NG④：ぴったりフィットするタイトシルエット
体にぴったりと沿うタイトシルエットは避けたほうが無難です。
骨格や関節の目立ちが強調され、ゴツく見えてしまう可能性があります。
特にライダースジャケットでタイトなものを選ぶと、骨ばった印象が際立ちます。
少しゆとりのあるシルエットを選ぶことで、バランス良く着こなせるでしょう。
NG⑤：装飾が多すぎる派手なデザイン
スタッズやチェーン、フリンジなど、装飾が多すぎるデザインは避けましょう。
骨格ナチュラルは体そのものに存在感があるため、装飾が多いとうるさい印象になります。
シンプルなデザインのほうが、洗練されて見えるのです。
最低限のディテールで、すっきりとしたデザインを選ぶことをおすすめします。
骨格ナチュラルに似合うレザージャケットの色選び
定番の黒：マット素材で重くなりすぎない選び方
黒のレザージャケットは定番ですが、選び方にコツがあります。
マット素材を選ぶことで、重くなりすぎず軽やかに着こなせます。
ツヤのある黒は重厚感が出すぎるため、骨格ナチュラルには不向きです。
また、真っ黒よりも少しグレーがかった黒のほうが、柔らかい印象になります。
ブラウン系：ニュアンスカラーで柔らかく
ブラウン系は、骨格ナチュラルに非常に似合う色です。
特にキャメルやテラコッタなど、温かみのあるブラウンは女性らしさも引き出してくれます。
ダークブラウンは落ち着いた印象で、大人っぽく着こなせるでしょう。
カジュアルにもきれいめにも対応できる、万能カラーです。
ベージュ・キャメル：女性らしさを引き出す万能色
ベージュやキャメルは、最もフェミニンに寄せやすい色です。
柔らかい印象を作りながら、骨格ナチュラルの直線的なラインとも調和します。
春先から秋口まで長く着られる、使い勝手の良い色でもあります。
スカートやワンピースとの相性も抜群です。
グレー・カーキ：落ち着いた印象で大人っぽく
グレーやカーキは、大人っぽくシックに着こなしたい方におすすめ。
都会的で洗練された印象を作れる色です。
特にグレージュのような、グレーとベージュの中間色は骨格ナチュラルによく似合います。
カーキは、カジュアルさを保ちながら品よく見せられる優秀な色です。
NGカラー：避けたい色と理由
避けたほうが良い色もあります。
ビビッドなカラーや、パステルカラーは骨格ナチュラルには不向き。
原色に近い赤や青は、カジュアルな体型と合わず浮いて見えます。
また、白や明るすぎるベージュは、膨張して見えることがあるため注意が必要です。
まとめ：骨格ナチュラルはレザージャケットを味方にできる！
骨格ナチュラルは、選び方さえ間違えなければレザージャケットが非常に似合うタイプです。
マットな質感、ロング丈またはミドル丈、ニュアンスカラー、適度なゆとり、シンプルなデザイン。
この5つのポイントを押さえることで、「ラフすぎて雑に見える」「フェミニンに寄せづらい」「ゴツく見えやすい」という3つの悩みは解決できます。
レザージャケットは、骨格ナチュラルの直線的で中性的な魅力を最大限に引き出してくれるアイテム。
自分に似合う一着を見つけて、スタイリッシュな着こなしを楽しんでください。
この記事が、あなたのレザージャケット選びの参考になれば幸いです。
